

当事務所がセーフティバス認定をお手伝い
します!


セーフティバス(貸切バス事業者安全性評価認定制度)とは
貸切バス事業者の安全性や安全の確保に向けた取組状況を評価し、認定する制度です。
この制度は、公益社団法人日本バス協会が運営しており、車体に認定事業者の証である「SAFETY BUS」(セーフティバス)マークを貼付することや、各事業者のホームページ、名刺などに表示することなどを通じ、認定事業者であることを確認できます。また、国土交通省、日本バス協会のホームページに公表されます。
認定は一ツ星から五ツ星まであり、初めての申請では一ツ星からスタートし、その後の更新で増やすことができます。
これにより、利用者や旅行会社がより安全性の高い貸切バス事業者を選択しやすくなります。
申請条件
申請するには、以下の条件を全て満たしている必要がありま す。
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事業許可取得後3年以上経過していること
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安全性に対する取組状況における法令遵守事項に関する違反がないこと
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過去2年間に有責の第一当事者となる死亡事故、過去1年間に傷害事故が発生していないこと
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過去1年間に転覆等の事故、悪質違反(飲酒、無免許、無資格、覚せい剤他)による運行が発生していないこと
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過去1年間に、1営業所1回当たり50日車を超える行政処分を受けていないこと
等があります。
2025年度から大幅変更!貸切バス事業者安全性評価認定申請の重要ポイント
制度改正の背景
貸切バス事業者安全性評価認定制度は、2011年の制度開始以来、初めての抜本的な見直しが行われました。これまでは書類を整えるだけで実際の安全対策が伴わない事業者も存在していたため、実効性のある安全対策への転換が求められています。
主な変更点
1. 評価段階の変更:三ツ星から五ツ星へ
三ツ星の3段階評価から五ツ星の5段階評価へと変更されました。
重要な変更ポイント:
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昇格は段階的となり、一ツ星事業者が80点を取得しても三ツ星ではなく二ツ星への昇格となります
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四ツ星で95点以上を獲得して初めて五ツ星に昇格できます
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2023年度三ツ星4年更新認定事業者は、2025年度申請で90点以上取得すれば四ツ星に昇格可能です
2. 配点構成の全面的見直し
審査基準の配点が大幅に変更されました
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安全性に対する取組状況(上位事項)40点→55点
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運輸安全マネジメント取組状況:20点→25点
3. 行政処分に対する減点強化
2024年度から先行して行政処分に対する減点が強化されています。法令違反に対する評価がより厳格になり、コンプライアンス体制の重要性が増しています。
4. 先進安全装置(ASV)の評価対象拡大
安全性能が高い車両の導 入推進のため、衝突被害軽減ブレーキに加え、ドライバー異常時対応システム等、国土交通省補助対象となっている先進安全自動車(ASV)の装置に評価対象が拡大されました。
評価されるASV装置の例:
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衝突被害軽減ブレーキ
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ドライバー異常時対応システム
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その他国交省補助対象のASV装置
5. 健康管理対策の強化
健康起因事故を防ぐため、睡眠時無呼吸症候群、脳血管疾患、心臓疾患・大血管疾患、視野障害のすべてについて計画的に検査・健康管理をしているかが評価対象となります。
新たに重視される項目:
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適齢診断の受診頻度(2点):65歳以上75歳未満の全運転者に対し2年に1回以上
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健康起因事故防止対策の検査体制(8点):4つの健康リスク全てについて計画的検査
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高性能アルコール検知器の導入(2点)
6. 実技指導の公表義務化
貸切バス事業者に、インターネット等で公表が義務付けられている安全取組の内容として、運転者に対して行う安全運転の実技指導が追加されました。
2025年度改正の4本柱
2025年度申請から実施された変更の4本柱は以下の通りです
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行政処分に対する減点の強化
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法令遵守に対する厳格化(配点の全面的見直し)
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人為的ミスによる事故防止への取組
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安全性能が高い車両の導入推進(ASV装置評価の拡大)
事業者が今すぐ取り組むべきこと
形式的な安全管理から実効性のある安全対策への転換が求められています。以下の対策が重要です
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ドライバー教育の体系化と記録化
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健康管理体制の整備(SAS検査、脳ドック等の計画的実施)
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ASV装置の導入検討
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法令遵守体制の強化
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運輸安全マネジメントの継続的実施
重要:書類を整えるだけでは高評価を得ることが難しくなり、継続的かつ体系的な実施が重要です。
博多・緑行政書士事務所のサポート
博多・緑行政書士事務所では、2025年度の新基準に対応した貸切バス事業者安全性評価認定申請のサポートを行っております。
主なサポート内容:
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新基準に基づく申請書類の作成支援
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加点項目を最大化するためのコンサルティング
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健康管理体制・教育体制の整備アドバイス
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訪問審査対策
初回相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
セーフティバス認定の流れ
日本バス協会(貸切バス事業者安全性評価認定委員会事務局)に申請書類を提出します。
これには、安全性に対する取り組み状況や事故・行政処分の状況、運輸安全マネジメントの取り組み状況などが含まれます。
申請書類受付後、メールで受付番号が交付されます。
金融機関へ振り込みます。
申請料は貸切バス車両数と日本バス協会の会員・非会員で異なります。
評価項目として
Ⅰ.安全性に対する取組状況
Ⅱ.事故及び行政処分の状況
Ⅲ.運輸安全マネジメント取組状況
があり100点満点中60点以上で認定となります。
※60点以上でも各項目に設定された基準点を一つで下回る項目がある場合は
不合格となります。
書類審査が終了したら訪問審査が実施されます。
訪問審査は原則として、バス協会関係者立ち合いのもと実施されます。
書類審査と訪問審査の結果を踏まえ、評価認定委員会が認定事業者を審議・決定します。認定事業者には認定証が交付されます。
認定されると日本バス協会や国土交通省などのホームページで公表されます。
※審査期間、認定時期は新規と更新によって異なります。
2026年4月申請へ当事務所がお手伝いします